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オーディオの一世紀 山川正光著 [4:オーディオ関連]

蓄音機、電話、ラジオ、テレビなどの開発の歴史がまとめられた本。

特にレコードの規格が決まるまでの流れは圧巻でした。木村哲人著「発明戦争」とあわせて読むと楽しめるのではないでしょうか。音響機器の発達の歴史は、人間が「よりよい音」を求める過程を強く反映していることがよく分かります。



<ノート>


・スピーカーの歴史
スピーカーの材料の選択は、航空機のそれと共通している。以下の特性が求められる。
・軽いこと
・剛体であること
・内部損失が大きいこと

スピーカーの振動板に使われるものは、よくすきこんだ紙、ジュラルミン、チタン、セラミックスなど、ロケットなどに使われる耐熱材料にまで及ぶ。


・CDの影響
ソニーはトランジスタを採用したアンプで業界に登場。CDの導入により、高S/N(シグナル/ノイズ)比、低歪み率のアンプが求められるようになった。

(2007/7/16記)


 

オーディオの一世紀―エジソンからデジタルオーディオまで

オーディオの一世紀―エジソンからデジタルオーディオまで

  • 作者: 山川 正光
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 単行本