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ヒトの聴覚モデルとディーゼルの音質評価法 中島一博、佐々木克著 自動車技術 vol.60, No.4,2006  [3:音響関連]

ディーゼルエンジンの音質評価法について述べた論文。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの構造の違いに由来する音質の違いが分かり、興味深い内容でした。


<ノート>

・ディーゼル音質の特徴
 中低速回転域で騒音レベルがガソリン車より3~6dB高い。
 圧縮着火燃焼方式に由来する衝撃的な燃焼騒音。
 機械騒音が大きい。

・擬音語
日本語は韓国語に次いで擬音語の数が多い。(辞書ベースで1200語以上、英語は350語。)

・音の知覚
ヒトが音を知覚するときは、その周波数情報だけでなく、その時間的な変化から強く印象を受ける。時間と周波数の両面からのアプローチが音質評価に適する。

・人の聴感の特徴
音の立ち上がりに敏感である一方で応答の抜けが遅い。(マスキングの原因)

(2009/5/22記)


・自動車技術会

 http://www.jsae.or.jp/

 

 

 



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