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学研電子ブロックのひみつ 大人の科学編集部   [4:オーディオ関連]

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1976年に学研から発売された電子ブロックは、電子部品の入ったブロックを組み合わせて回路を作り、さまざまな実験ができる電気実験キット。2002年に復刻版が発売されています。

音楽の録音やオーディオについて深く知りたいのであれば、電気回路で遊びながら音と電気の結びつきを感覚を身につけていくのが早道、と考えているので、このブログで「電子ブロック」を取り上げてみました。

オーディオや録音関連の本では、「周波数」「電圧」「コイル」「ノイズ」「インピーダンス」「回路」「波形」「アース」など、電子工学関連の用語がポンポン出てきます。

これらすべての言葉を完璧に理解する必要はないと思いますが、例えば周波数ひとつとっても、感覚的にこれらの要素を把握できないと、録音音源の調整を行なう際に「何を動かしたら音がどのように変化するか?」というイメージができないのです。

電子ブロックで遊べば、少なくとも電子回路の基本原理は分かるようになります。また発振によって音が出る回路中にある抵抗やコンデンサを変えるだけで音の高さや伸びの変化を実感できます。

実験というよりも遊び感覚で、時々取り出しては回路をいじっています。

現在発売されている電子ブロックには、オリジナル版と同じ内容の回路図のついた冊子が入っているのですが、回路の説明が素っ気無いので、回路を作ったらおしまい、という感じでした。

「回路の作動原理を説明した本はないかなぁ・・・」と探していて見つけたのが、この『学研電子ブロックのひみつ』。回路のしくみが分かるので、実験がさらに楽しくなることうけあいです!

なお、電子ブロックに含まれる音に関係する実験回路は以下の通りです。

 ・各種ラジオ回路
 ・アンプ(マイクの音をスピーカーから出す)
 ・発振回路(いろいろあり)
 ・周波数倍音機
 ・騒音測定器
 ・火花電信
 ・無線電信
 ・電子メトロノーム(ブロッキング発振)
 ・音声レベルメータ

 

(2009/4/5記)


   

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