楽の匠 - クラシックの仕事人たち 大山真人著 [1:演奏技術およびギター関連]
「音楽の友」に連載された、クラシックの裏方達の取材をまとめたもの。
字幕制作家、コンサートドレス・コーディネータなど、音楽の舞台の裏にはたくさんの人が関わっていることがわかります。ここではギター制作家の今井氏のコメントを拾ってみました。
<ノート>
●ギター製作家 今井勇一
・中出輝明の工房出身。
・職人は「腕と根性と誇り」を持つ。
・アグアド、ラミレス、ハウザーの形をコピーしても、音に驚くほど差が出た。
・弾き手の考える音楽を実現する楽器。ギターは演奏家の道具と考える。
・いい楽器の条件は、「音量、伝達性、弾きやすさ」。それ以上の音質や音楽性は、弾く側の裁量。
・ギターはいいプレーヤーが弾くと15年から20年あたりから最高に鳴りはじめる。
(2008/9/23記)
2009-05-14 19:41