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図解雑学 音のしくみ 中村健太郎著 [3:音響関連]

タイトルの通り、音に関する基本的な事柄がイラストやグラフを交えながら解説されています。

音の世界は専門用語が多く、文章だけではなかなか具体的なイメージが出てこないので、音のイメージ作りをするうえでこういう本が手元に一冊あると助かります。

 


 


<ノート>

・超音波と低音
超音波は直進性が高く、エネルギーを集中できる。低音は回折しやすい。


・ピッチ
ピッチとは、耳で聞き分けられる音の高さ。振幅の繰り返しパターンで決まる周波数に依存する。


・音の合成
自然な音にするために、適度に音を揺らしたり、倍音を少しだけずらしたりする。


・人間の耳の特性
①小さい音:聴神経が基底膜を助長するため、基底膜が高感度に反応する。
②大きい音:基底膜の反応が鈍い。
人間の聴覚範囲はかなり広い。ただし、音圧が10倍になったからといっても、感覚的には数倍にしか聞こえない。


・FMとAM
AMは周波数が一定で振幅が変化する。FMは振幅が一定で周波数が変化する。


・超音波洗浄の原理
振動により発生した空洞に水が流れ込んだ時に気泡が壊れる。この瞬間に大きな力が発生する。(キャビテーション)


・ロードノイズ
最近のアスファルト舗装道路では空隙が多く、音を吸収するため、ロードノイズが小さくなる。

(2008/2/10記)


音のしくみ (図解雑学)

音のしくみ (図解雑学)

  • 作者: 中村 健太郎
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本