図説 ギターの歴史 ペーター ペフゲン著 [1:演奏技術およびギター関連]
古代にさかのぼってクラッシックギターの歴史を調査した記録。
昔のギターは小ぶりで弦の数が少なかったうえ、サロン楽器であるために音量が求められていませんでした。近代になってボディが大きくなるとともに、より大きな音が出るように構造が進化したことが分かりました。ギターの演奏や楽譜の変化についても詳細に記載されています。
<ノート>
・扇状の力木の導入。
19世紀の初頭まで、ギターの表板の力木は木目に対して垂直方向だった。(この構造は表面板の振動能力を弱める。)木目に対して平行に力木を配置することで、表板がより自由に振動できるようになった。
2009-05-15 05:18